(尺1寸の面構え)

6月2日 入谷
九頭竜川に流れ込むこの入谷は、テンカラ氏のNさんが以前クマとにらめっこをしたところ。
私も心して入渓しました(クマスプレー持参)。
車止めから歩き始めたすぐに、上流から帰ってくる2人組の餌釣り師に会いました。
「全く釣れんネ〜」と言いながら、クマ鈴をジャラジャラ鳴らしてましたよ。
彼らもこの川のことをよく知ってますねー。
それで釣果はやっぱりダメだった。小イワナ数匹と、なんとか23cmのアマゴ1匹。
堰堤上のプールでは20cm程のアマゴが10匹くらいウロウロしてたけど、毛ばりを
見てくれるだけで、咥えてはくれませんでした。
下の写真は23cmアマゴと、この入谷用に作った山翡翠NO16ロッド(7’00”#3)。
その後、先々週行った向小駄良川の堰堤下で5匹も釣った。サイズは20〜23cm。
最初の5キャストで4匹釣る。もう、釣堀ですね。

6月9日 ?谷

?谷としたのは、あまりに釣れすぎて、皆さんに教えたく無い訳ではなく、マップルに
名前が載っていないだけ。石徹白支流俵谷の向かいの川です。
上記のとおり、この石徹白地区は、釣り人でごったがえしてます。峠川はもちろんのこと、
本流も釣り人だらけ。異常な人数です。まるで釣り大会状態です。(けっして大会をやってる
訳では無い)そこで?谷へ行きました。ここの釣り人はゼロ。ちょっと判りにくい所だから、
みんな知らないんですね。
釣果は15〜25cmのアマゴとイワナを5匹。25cmはイワナです。魚は落ち込みの肩の所
に付いていて、結構苦労して釣りました。合わせミスも多々ありました。
同行してくれたK氏は、0匹。こうゆう結果は、ちょっと困ります。K氏はさほど気にはしてない
とは思うけれど、私としては、とても気がひけます。いいポイントを譲ってくれるのは嬉しいけど
Kさん、あんまり、気を使わないでね。

6月10日 六厩川〜峠川

今日はボウズ。う〜ん。やはり「釣れないフライ日記」になってしまった。
まだまだ、修行が足りません。
キャッチ&リリースになった峠川は、さすがに魚がいっぱいいます。22〜25cm位の魚が
ミッジサイズの何かを、パクパクと食べてるところを、よく見かけました。もちろん、私のフライは
全く無視。魚の横を通り過ぎても、まだライズしてます。よほど釣り人慣れした魚達ですね。
この川で、まともに釣れるようになれば、私の修行も1ランクステップアップするのですが・・・。

6月16日 久沢川〜九頭竜上流

今日は梅雨の晴れ間。各河川とも、やや増水してて、大物が期待できそうです。
最初に入ったのは、久沢川。ここの川は、ダム上の川なので遡上ものを期待しての釣りです。
釣果は、20〜24cmを6匹ほど。ウグイも2匹釣った。24cmアマゴは、尻尾がV字型なので、これは
ダム上がりと思えます。遡上もの狙いはとりあえず、正解だったようですが・・。
今日の魚の出方は、ちょっと変でした。瀬で釣れるのは、イワナとウグイ。巻や流れの無い所で釣れる
のがアマゴ。これは反対ですね。増水のせいですかね。
その後、九頭竜上流。
ここは全くドライには出てくれませんでした。ウェットに付け替えてようやく反応するようになったものの、
フッキングせず。そして最後に出てくれたのが33cmのアマゴ。自己最長です。尻尾がチョキになッてて
いわゆる戻りアマゴ(戻りシラメ?)ってやつですね。フライはテンカラ針(石垣尚男バージョン)と言うのが
フライマンらしく無いのですが、そこはどうかご容赦くだされ。


 

6月24日 九頭竜上流〜荷暮バックウォーター

今日も梅雨の晴れ間。でも、3日ほど前に随分の雨が降った為、どこの河川も、結構増水してます。
ただ、九頭竜上流は、ドライフライでもなんとかなりそうな水位。
ここでは、ポツポツと魚は出てくれました。でも、なかなかキャッチできず。流れが速いせいで、リーダー
のコントロールが上手くいかないんですね。バラシやら、合わせ切れやら、フッキングしなかったりで、
結構苦労しました。結局釣ったのは18cmアマゴを3匹。10匹は出たのにネ。まだまだ、修行不足!

その後、荷暮バックウォーター。釣果は、ウグイを10匹以上と22cmアマゴを1匹。この場所でウェットを
引いてアマゴを釣ったのは初めて。ちょっと嬉しかったですね。
でも、ウグイって魚はかわいそう。当りも引きもアマゴとたいして変わらないのに、美味しくないという
だけで、随分差別を受けてますよ。(ただし、ウグイを刺身で食べる地区があるらしい・・・ゾゾッ
そう言う私も、ウグイには決して触りません。あの、鉄っぽい生臭さがイヤでイヤで。ウグイ、ごめんね。

  

 
6月30日 読書

大水と雨のため、今日は読書。
宮部みゆき著「鳩笛草」。表題作の「鳩笛草」を含め「朽ちてゆくまで」「燔祭」の3つの短編集です。
「燔祭」は、後に「クロスファイヤー」に発展して映画にもなりました。
さて「鳩笛草」。内容は、はからずも、人の心が読めてしまう超能力を持って生まれてしまった女性刑事
の物語。ところが、その能力が衰えはじめ、と、同時に、身体機能まで衰えていく、と言うストーリーです。
当然、彼女を支えてくれる男性刑事がいて、・・・。最後は、ハッピーエンドに終わるんだけど、それは、
精神的なもんだけです。その超能力が無くなっても、体のほうは、少しずつ弱くなってるんですね。
本を読み終えて、その先を考えると、う〜ん、ちょっとかなしくなってしまいました。

7月1日は、晴天。しかしどこも増水してて、釣りになりません。そこで、荷暮バックウォーターへ行きました。
ところが、ここには投網をしてるオヤジがいるではないですか!!よく見るとウグイらしき魚がたくさん網の
中に入っていましたよ。まあ、ウグイなら、全部捕り尽くしてもらってもいいんだけど、なんだかイヤな気分に
なりましたね。結局この日は竿を出しませんでした。